SIM(シム)って何?

そもそもSIM(シム)って何ってことですが、 電話番号などの識別情報が記録されたICカードのことです。

こんなカードですね。みなさんのスマホや携帯にもこれが挿してあります。

シムカード

一昔前、カードは国内の通信キャリア(主に、Docomo、au、Softbank)で契約した端末でしか使用できませんでした。つまり Docomo のお店で買ったスマホに挿してあるSIM(シム)を他の au や Softbank で購入した端末に挿しても使えなかったということです。これを「シムロック」と言い、同キャリアのカード以外は利用できないように制限してきたんです。

それに対して、「シムフリー」は、どこの通信キャリアのSIM(シム)カードを挿しても使える携帯電話、やスマートフォンなどのことをいいます。

昨今、このSIM(シム)フリーを使うユーザーが増えています。

SIM(シム)フリーのメリット

どのキャリアのカードでも使える「シムフリースマートフォン」には、様々なメリットがあります。

(1)携帯端末価格が安くて種類が豊富
携帯電話やスマートフォンなどの契約で当たり前になっている「2年縛り」契約ですが、これは、高額のスマートフォン本体を、2年ローンで分割して24回払うということです。ローンなので途中でやめたくても残ったローンの返済が終わるまで支払いをする必要がありますし、途中解約すると違約金も発生します。この契約に関しては「2年間使い続けること」を前提にした計算なので結局は割高になった価格なのです。

携帯大手の謳う「実質0円」というのも決して0円ではありません。2年間の分割払いの月あたりの代金と同額の料金を通信量から引いた2年ローンを組まされているんです。

これに対して、SIM(シム)フリーは2年契約など期間による縛りがなく端末価格が安く設定されています。つまり今までのように7,8万など高価な本体を購入して分割で払うようなことがなくなるのです。

今までは使用している機種に不満があっても2年間我慢して使いつづける必要がありましたが、SIM(シム)フリーでは自由にスマートフォンを買い換えることが出来ます。

しかも通信キャリアを問わないので、市場には中古のシムフリー対応スマートフォンが激安価格で売られています。また、スマートフォンの種類が多いので自分にあった機種を選択することが出来ます。仮にいま使っているガラケーが壊れたとして、また高いお金を出して、2年縛りで携帯電話を買うのは愚かな行為です。ガラケーからSIMカードを抜いて新しく購入した安価なSIMフリー携帯や中古の携帯に挿せばいいのです。

(2)通信料金(パケット料金)が安い
スマホ端末の割賦料金、月々の通信料などで月1万円近く払っているユーザーさんは結構いると思いますが、日本通信、IIJ、OCN などの会社が提供しているシム(SIM)カードを使うことで、通信料はとっても安くなります。

シムフリースマートフォンなので、通信会社はどこを選択してもかまいません。勿論、「LINE」や「カカオ」などのIP電話アプリも普通に使えます。主なIP電話アプリに対しては個別にチューニングしていて、音声品質が優れている機種も市場にはあります。

[各キャリアの代表的な料金プランとの比較]


日本通信OCNDocomoSoftbank
プランb-mobile
スマホ電話SIMフリーData
OCN モバイル ONEXiパケ・ホーダイ ライトパケットし放題フラット
for 4G
月額料金1,560円1,100円5,250円7,280円
最高速度LTE/3G 200Kbps/使い放題最大200kbpsLTELTE
通信量オプション 高速データ通信3GB
月額1,560円
1GB/月3GB/月7GB/月

(3)海外で大活躍
国内の携帯電話事業者は、海外で携帯端末を使用する場合、国際ローミングサービスを行っています。そのサービスに対応した機種なら国内同様に携帯電話をそのままにした状態で海外でデータ通信することが出来ます。

ただし、国内の料金プランは適応外なので、通話料、データ通信料は、非常に高額なものなります。また、データ通信量にも制限があるなど、海外では使うな!といっているのと同じようなものです。けれど、シムフリースマートフォンなら、現地のコンビニでも売られているプリペイドSIMを挿せば現地の安い通信料で利用できます。

(4)電話番号は変わるのか?
今まで使っていたシム(SIM)カードは「シムフリースマートフォン」ならそのまま使えます。「シムフリー対応iPhone」もあります。格安SIMの通信キャリアに変えたいけど電話番号が変わるのはちょっと…と思う方も大丈夫。MNP乗り換えが可能な通信キャリアがあります。

デュアルSIM機能(シムカードが2枚挿せる)のあるSIMフリー対応スマートフォンであれば、片方に現在使っているシムカードを挿して、もう一方にはMVNOの格安シムを挿せば、通話は現在使っているシムカード、データ通信はMVNOのシムカードを使用するという使い分けが出来ます。これなら電話番号が変わることはありません。

[MVNOとは]
MVNOとは、仮想移動体通信事業者の略で、自社で回線設備を持たずに通信事業を行う業者のことをいいます。ドコモやauなどの大手通信キャリアから回線を間借りしてサービスを行っています。通信速度や月ごとの通信データ量に制限をかけることで大手通信キャリアよりも利用料金が安くしていることが特徴です。販売しているSIMカードをスマホに入れ替えることで利用できます。主な事業者として、日本通信、IIJモバイル、BIGLOBE、NTTコミュニケーションズ(OCN)などがあります。

[こんな方法もあります]
流通スーパー大手イオンは端末代金込みで月額2.980円という格安スマホの販売を2014年4月に開始し、予約殺到で限定8,000台が完売しました。 但し、端末が「Nexus4」でアメリカで2012年、日本で2013年8月に販売された機種で若干古めです。この機種の端末にしては値段はちょっとお高めですね。

ビッグカメラやエディオンなどの家電量販店も独自の格安スマホを販売しています。こちらも端末の選択の自由はほぼありません。また、今までと同じ携帯電話番号で使えるか(MNP可能)各社サービスで異なります。いつまた売り出しを開始するかわかりませんが参考まで。

大手キャリアとの料金比較

キャリアで一般的に定められている上限7GBの容量まで使う人はほとんどいません。 ドコモの新しいプラン「カケホーダイ+データSパック2GB」でも、2GBなら、ホームページ 約6,580回 メール 409,600通(テキスト) Twitter 22,500回 動画 900分ほど見られます。 1日中ゲームをしたり、映画やアニメを頻繁に観るユーザー以外はおそらく、パケットを使いきれていないと思います。

では、2年間でかかる維持費を計算してみましょう。

[料金比較]
ドコモ
最新スマホ 10,800円
利用料金 168,480円(カケホーダイ+データSパック(2GB)月7,020円×24ヶ月)
合計:17万9280円

IIJmio みおふぉん
格安スマホ 18,000円~
利用料金 65,304円(音声通話つきライトスタートプラン(2GB)月2,721円×24ヶ月)
合計:8万3304円~

2年間で約9万円の差です。月2GBを使い切るユーザーもそんなにいないので月1GBプランなら月々の支払いは2052円、合計:6万7248円~です。

さらに言うと家族でスマホ3台利用している場合、月々の支払いはかなりの金額になっていると思いますが、 「IIJみおふぉんファミリーシェアプラン」にすると1契約で3枚のSIMが利用できて月3,844円です。

SIM(シム)フリーのデメリット

スマホで一日中、Youtube やFC2動画などを観ているヘビーユーザーだとパケット料金が安いことの恩恵を受ける意味があまりないかもしれません。といっても1GB使い放題のプランでも「動画で約500分」程度見ることは出来ます。

家族割りや学生の数年間無料サービスなどと比較すると使用料金が高くなることもあります。

なお、docomo.ne.jp softbank.ne.jp などのキャリアメールは使えません。 但し、Androidはアカウント作成時にGmailのアドレスが自動で作られます。iOSも同様で、iCloudメールを利用できます。これらは無料で、どちらもプッシュ配信に対応しているため、メールが届くとすぐに端末に通知が来るようになっています。 今まで使っていたキャリアメールが使えないことで違和感はあるでしょうが、事前に友達や家族にメールアドレスが変わることを伝えておけばいいでしょう。

問題は、友達や家族が「メール受信設定」でドメイン許可や一般的なインターネットメールを受け付けないなどの設定をしている場合、 メールが届かない可能性があります。ここも確認しておく必要性があります。

緊急地震速報ですが、ドコモの対応端末であれば申し込み不要で利用できるので格安SIM利用時でも緊急通知が来たら受け取れる。 SIMフリー端末の場合は、Yahoo!防災速報(無料)などの緊急速報アプリを入手する。

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by G-Tools , 2014/06/06